カンチェンジュンガ.トレッキング
〈 後編 〉グンサ〜パンペマカンチBC〜タブレジュン〜イラム=KTM

11月13日(快晴 )Ghunsa3795m7:27ーKhambachen4090m.13:30
キャンプ地から村はずれのメンダン(マニ石の塀)を通りしばらく行くと支流の橋を渡る。すぐ開けた草原に出て今度は石楠花林に入る。30分ほどでベンチがある広場に出た。一休みしているとポーター達が賑やかに追い越していく。今日もみな陽気で元気がいい。
ここを過ぎるとすぐグンサコーラの河原に出た。平坦な左岸の道はやがてカラマツ林に入り、次に石楠花林になる。この樹林帯を抜けると大きな河原に出た。前方に槍の穂先のような山が見える。ここから20分ほど進み今度はグンサコーラを右岸に渡る。
角材を並べた橋は両脇に針金のネットが張られお決まりのタルチョーもあった。橋を渡ると、5分で石積み小屋のあるラムブク.カルカに到着。ここで昼食。
12:53ラムブクカルカ出発。ジャヌーが見える地点も近いはず。
13:27ジャヌーのエンドモレーンが見えた。
13:43ジャヌー上部が姿を現す。
ここから岳樺の道をしばらく進む、やがて崩落地帯に出た。話に聞いていた落石の危険個所だ。ここを通過すればジャヌーの展望は一気に開けるはず、天気はいいが気持ちは焦る。此処まで来てジャヌーが雲に覆われたら諦めきれない。崩落地点は落石に注意しながら一人ずつ駆け抜ける。ここは滑りやすい道を緩やかに下りそして登る。危険地帯を通過し砂礫の道を登るとシェルパ二達が岩の上で休んでいた。その背後にはジャヌー(7710m)ポレソビトンジェ(6652m)キャブラ(6254m)の北壁が圧倒的な姿で我々を迎えてくれた。
カンバチエンまでは、尾根を回り込んでもうすぐ近くだ。
道端の草の大地に腰を下ろし、飽くことなくジャヌー三山を眺めて過ごす。
カンバチエンには15:30に着いた。
ふとtyphoon O西の姿が瞼に浮かぶ、彼はどんな思いでこのJanuを眺めていたことであろうか・・・私も、今、ここにいる、今は亡き岳友を忍び、合掌。


ジャヌーを背に大輪、BdS、フルニマシェルパ、後ろシェルパ二

左からJanu7710m(Kumbhakarna) PholesobiThonje北峰6645、東峰6652m Kyabura6254m


グンサ村はずれのメンダン

頑張るポーター達毎日ダンニャバード

エンドモレーンが見えた

グンサコーラのj橋右岸へ渡る

ネパールの橋はチョット苦手

ラムブクカルカ 石積み小屋

昼食、大輪ヂデイと安達バジェ

ジャヌーが見えた

▲ジャヌー三山、山頂部ズームアップ

ジャヌー7710m北壁
 

双耳峰ポレソビトンジェ 6645m、6652m

キャブラ 6254mの山頂アイスリッジ


11月14日(快晴)Khambachen(4090m)7:06ーLhonak((4700m)14:02
キャンプ地の東に緩やかな段丘がある。その右手、下部にはトレイルを示すタルチョーが見える。
今日は、まずそこを目指してスタート。標高も高くなり今朝はかなりの寒さだ。高い山々にはすでに朝の陽がとどいているが、この大地にはまだ陽光のめぐみはない。ロッジ裏、木橋が架けられた川を渡る。段丘を巻ぎみに越えるとグンサコーラ右岸の道に出た。緩やかな川沿いの道を進むと、大岩のゴロゴロした地点にでる。
ここを暫くたどり、前方の小高い尾根に向かう、更にガレ場の道を進むとラムタンのカルカに出た。その先も快適なトレイルが続いていた。草付とあちこちにある大きな岩の間に平坦な道がつけられている。こんな道が1時間ほど続く。いよいよ高所にきた感じで気持ちも高ぶってくる。
やがて、緩やかに登り、今度は河原の道に下る。目の前にネパールピーク(7168m)が大きく見えた。そのすぐ右にウエッジピーク(6750m)も姿を現す。
アブレーションバレイをしばらく進むと白い砂地の河原に出る。ここからモレーンの丘に向かう。所どころ雪もあり、ここを越えるとロナーク(4700m)のキャンプ地だった。

 
ロナークのキャンプ地、背後はウエッジピーク


気持ちのいいトレイルを進む

ウエッジピーク

テントピーク左とネパールピーク

カンバチエンの一角か・・。

11月15日(快晴)Lhonak4700m6:35ーPangpema(BC5140m)11:40ーLhonak4700m17:15 カンチェンジュンガBC往復 
今日はカンチエンジュンガ北面BCを往復する。
キャンプ地を出て広い平らな道を進む。あちこちにヤクが放牧されている。1時間ほど歩くと草の湿原地帯にでた。ここの通過は上手く歩かないと時々湿地に足が埋まる。この先は段丘の道、モレーン右岸道をビスタ〜リ歩く。前方にはテントピーク、ネパールピークが全容を現しいよいよ高所にきた感じだ、やがて、大きな石のゴーロ地帯に出る。氷河がまじかな地点で、前方にはツインズも姿を現す。 ここから15分ほどで再び岩と草原の道に出た。素晴らしい所で近くの大岩にザックを置き、お茶をのみ、周辺の景観を楽しむ。
ここから30分ほど進むとモレーン段丘をくだる。降り切った所は平坦で、風も遮る陽だまりだった、ここで昼食をとる。コックがここまで同行し氷河の水で特製ヌードルを作ってくれた。
昼食後、石のガレ場を下り、左に回り込むと、一軒の無人小屋があり、そこがパンペマBCだった。
長く張られたタルチョが強い風に舞っていた。
右奥にはカンチエンジュンガ氷河が押し出し、カンチェンジュンガ主峰、ヤルンカンの北壁が、青い空に高く聳えていた。

復路、ロナークまでは4時間弱。到着は17:15だった。


カンチェンジュンガBCから、ネパールピーク、ツインズ、カンチ主峰、ヤルンカン (左から)


am 6:39ロナークを出発

7:30草の湿原に出る

8:24段丘の道右にモレーン

8:32段丘上がった草の大地

9:41ゴーロ地帯

9:54再び景観のいい大地

11:04ツインズが見えた

11:40昼食地、シェルパがプジャ

12:20 パンペマBC到着

BC

左カンチ主峰、右ヤルンカン

カンチ望むポカリ、こんな風景も・・。

カンチエンジュンガ北面BC: 左から安達、大輪、福澤、ポーター、ニマ、フル.ニマ、チリンドルジェ.シェルパ

11月16日(曇り夕方小雨)
Lhonak4700m8:10ーKhambachen4090m11:10ーGhunsa3380m
16:25

朝起きると周辺の山々は濃いガスに包まれていた。雲が多く一部青空も見えるが天候はあまり思わしくない。
当初計画のカンバチェンでの高所順応日を止め、一気にBCまで行ったのは好判断だった。
今日は遅い出発となる。
往路をのんびりと下って行く。
カンバチェンまでは3時間ほどで着いた。
ここで昼食をとる。今日は期待していたジャヌーはガスに覆われ望むことはできなかった。
グンサには16:30に到着した。今日はヨーロッパ各国からの合同パーティがテントを張っていた。これから上部にむかうと言う、アイスランドから参加した女性に上部の情報などを聞かれ暫しお茶を飲み話しこむ。
今夜は「GunsaGuestHouse」に泊まる。ドミトリーの部屋でツインのベッドをつなげ4名が詰めて寝る。
夜、少し雨が降る。
 
カンバチエンでジャガイモを食べる、バイニがむいてくれた

カンバチエンはこのすぐ下 カンバチエンの村を見下ろす グンサに到着濃いガスに包まれていた


11月17日(晴れ)Ghunsa3380m6:50−Gyabla2730m13:28着
グンサGHの裏道を少し行くとグンサコーラの吊り橋に出た。ここを右岸に渡り、なだらかな道を進む。1時間ほど行くと2006年のヘリ事故のモニュメント地点を通過、更に40分ほどでフェレの集落に出た。
ここは日当たりのよい明るい村で実に長閑な所だ。村はずれの草原で休憩、今日の行程は短く楽勝コース「まあ、のんびり行きましょう」と、ビスタ〜リトレックを楽しむことにする。
ここからも緩やかな道が続く。途中、岩の間に大石が乗ったゲート?を通過、次にガレ場を越える。さらに10分ほど下ると河原に出て、ここが昼食地だった。
河原からすぐ雑木林に入る。やがて石楠花の林、次に竹藪と、林の中の道がしばらく続く。やがて橋の工事現場に出た。ここはすぐ下にある仮設の橋を渡り、今度は緩やかに登っていく。
見上げると前方高台にタルチョが見えた。
ここからひと登りすると平坦道となり、石畳の道が続いていた。その先が今日のキャンプ地。ギャブラ到着は13:18だった。
 
ギャブラのキャンプ地は快適だった。ここは高台にあり、背後は草の緩やかな斜面、眼下には幾重にも連なる山並みが開け、景観が素晴らしいところだった。
今日は早く到着したので、それぞれ皆、余裕がある。標高も下がりだいぶ暖かくなってきた。
読書をしたりお茶を楽しむ。元気のいい安達バジェは周辺へランニング、アスリートである彼はいつも体力を持て余している。大輪デイゴは顔を洗い、お化粧をし、肌のお手入れに余念がない。もう手遅れかもしれないが・・・。
若いシェルパ二..バイニ達も洗濯をし身体を拭き足まで洗っている。ここには豊富な水があり、水道も引かれていた。
ガイドやポーター達も長旅で汚れた衣類の洗濯に余念がない。それぞれに午後のひと時を過ごす。
私が一番ずぼら、読書と記録の整理、後はCafeを楽しみ、リラックス。面倒なので着替えは明日に決めた。

今日のキャンプは我々だけの貸切だった。



ギャブラのキャンプ地洗濯をしくつろぐ


フェレの集落シェルパ族の村

石積みの家も・

今日は歩き易い道が続いた

ギャブラ .メンバーテント2730m



11月18日(晴れ)Gyabla2730m.6:50−Shekathum1640m.15:58

今日は、ギャブラからセカトムまで、標高差1100mほどを下る。
出発してすぐ急な窪地の道を降りる。泥んだ所もあり慎重に通過。この先は平らな竹藪が続いていた。しばらく行くと渓谷の美しい支流を渡る。
道は林の中に入って行く。単調な道を、グンサコーラに沿って進んでいくと、周辺は開け、一軒のバッティに着いた。ここはシェルパ族の若い夫婦が経営するロッジで入り口に「Thangyam SherpaHotel」と書かれていた。
タンギャムからは鬱蒼とした樹林の山に入って行く。途中、綺麗な苔の生えた滝を通過、樹林の道はかなり厳しい登りが続いた。喘ぎながら登ること1時間半、ようやく樹林を抜け、開けた草原に出た。前方、山腹には長いトラバース道が延びている。高台にあるこのトレイルはすこぶる快適だった。楽しいハイキングは30分ほどで終わり、アムジラッサには11:15に到着。ここで昼食。

アムジラッサからセカトムまでは、標高差840mを下る。
歩き始めて30分、グンサコーラを左岸に渡る。ここには頑丈な橋が架かっていた。1時間ほど進むと民家が数軒あるラマタールに出た。緑の野菜が畑にはある。標高も下がり植生も少しずつ変化してきた。香辛料の原料になるアマランジも多く見られる。
ここから暫くしてグンサコーラの川底に降り、大きな石ころの道を進む。やがて川沿いの道を緩やかに登ると、平坦な道に出る。標高も下がり気温も高くなってきた。途中、道端のちょっと開けた場所で小休止、藪や林の道を進むと、再びグンサコーラに下る。ここの吊り橋を右岸に渡ると今日のキャンプ地。
セカトム到着は15:58だった。
さすがに標高が下がり暖かく感じる。テントに入り、タトパニをもらい、身体を拭く,低地用の衣類に全て着替えさっぱりする。



きれいな苔のある滝

支流を渡る

タンギャムのバッテイ

アムジラッサが見えた

アムジラッサでくつろぐ

今日のキャンプ地セカトムに着いた〜。

11月19日(晴れ)
Shekathum8:00発1640mーChirwa1185m16:00



タペトックの陽だまりでランチ
日本蕎麦、チャパテイ、ウインナーソーセージに野菜いんげんの炒めもの デザートはリンゴ
  朝シェルパ達がかなり腹を立てていた。理由を聞くとキャンプ代とキッチンルーム使用量がかなり高額の料金を請求されたと言う。今までキャンプした所は何処も共通料金で妥当な価格だった、セカトムは3倍も高いと言う。
ひと悶着あったが高額料金を支払い出発する。8:00出発、緩やかな道を進みセカトムの本村を通過、整備された石畳の道に入る。周辺には花や緑が多くなってきた。野菜畑も目につき新鮮な感じがする。9:20タメワに着いた。ここでチャをのみスクテイを食べ30分ほど休憩。ここから田んぼ道に下る。刈取りの終わった田の中央に敷かれた石畳の道を進む。そこから小さな林を過ぎ開けた道に出る。前方にはいくつもの集落が見える。すぐ横にはタムールコーラが流れ川面の大岩に急流が弾け美しい景観を見せている。今日はこのタムール河に沿って下って行く。
この辺りまで来ると稲や野菜畑も多くなりバナナも実っていた。平坦で温暖な気候、タムールの水の恵みもありかなり肥沃な地に感じる。
標高もだいぶ下がり陽ざしも強くなってきた。
やがてタムール河に架かる吊り橋を渡る。左岸に渡った所がタペトック、11:06到着。ここが今日の昼食地。長閑な陽だまりでランチをとる。
タペトックからも平坦な道が続く。田んぼの中に大岩が幾つもある稲田を過ぎ、やがて支流に架かる吊り橋を二つ渡る。10分ほど行くと緩やかな林の道を登る、さらに平らな道を進むとチルワの村に入った。右手にはキャンプサイトがあり、しばらく行くと、大岩のスラブにでた。集落はすぐそこ、岩に腰を下ろし暫し休憩。チルワ到着14::00.
チルワは巨岩に囲まれた村で数軒の民家がここにまとまっていた。ここはこの街道の要所であろうか、通過する村人やロバの隊商も皆ここで荷をおろし休んでいく。今日はロッジ泊。


タメワの民家

美しい景観のタムール川

大岩で休憩

チルワの集落


11月20日(曇り霧雨のち晴れ)
Chirwa1185m.6:50−Phulonmbu15:00

長かった歩く旅も今日が最終日。チルワを出てすぐに石段の登りになる。30分ほどで見晴らしの良い高台に出た、ここで一休み。
ポーター達も元気に登ってくる。最後の1日で、心なしか、皆、気合いが入っている、今回は女性3名、男性3名、6名のポーターが毎日重い荷物を背負いよく頑張ってくれた、スタッフを含め全員に感謝の気持ちでいっぱいだ。
ここからは緩やかな登りや下りが続く、やがて吊り橋を渡る。山斜面につけられた畑道を登って行くとTawaの集落に入った。結構大きな村で、周辺は霧に包まれ幻想的な風景をかもし出している。
今日は村から村えと繋いでいく。長閑なヒマラヤの山村はなかなか雰囲気があり心がなごむ。
進むほどに道は広くなってきた。やがて吊り橋を渡り、ショートカットの林を抜けると再び広い道に合流、ほどなく1件の茶屋があるリンキムに着いた。


ポーター達- チリワを出て最初の登り

Tawaの村

快適な散歩道
.リンキム近く

リンキムのバッテイでランチ
リンキムで昼食後、更に広くなった道を進む。学校帰りの子供たちが「ナマステ」と可愛いい笑顔で通り過ぎていく。行きかう村人も多くなりいよいよ人里に近づいた感じだ。山腹に広がる段々畑には相変わらずの稗畑が続き、亜熱帯の植物も目につく、季節外れの菜の花も咲いていた。
皆、それぞれのペースで下って行く。
道はやがて開けた峠を越える。その先には平坦な道が続いていた。
リンキムを発って2時間、吊り橋を渡る。その後ショートカットの道を駆けのぼる。ここを一気に登ると1軒の茶屋に着いた。あまりの暑さに思わずコークを買い飲みほす。
ここからは更にひと登り、石段道を上がると本道の広い道にでた。キャンプはここから少し下った学校の庭に設営。
17日間にわたる歩く旅がようやく終わる。

のどかな山里を歩く、菜の花畑もあって・・・。

学校帰りの子供達

吊り橋を渡るゴールは近い

草葺の屋根、独特の民家

プルンボンのキャンプ地

11月21日(晴れ)Phulonmbu7:10−Taplejung9:40
当初の計画では今日はイラムまで行く予定だった。計画も順調に終わり日程にも余裕がある。ポーター達も明日は村に帰ると言う。今日は全員タプレジュンに泊まることにした。
出発まで周辺のゴミを拾う。あまりにも捨てられた紙屑が目立つ、車の準備が出来るまでチョット清掃の奉仕活動。(トレックに行く皆さん良いことはまねしましょうね!)
プロンブを7:10に出発した。車はBoleroCamper、ダート道を左右に揺られながらのドライブ、1時間ほど走った所でシェルパニが車酔いで嘔吐。若い娘で車に乗ったのは初めてだと言う。車を止め落ちつくまで暫し休憩する。
今日は期待したヒマラヤは雲で望めず、車窓からの山村風景を楽しみながら、2時間半でタプレジュンに着いた。
ホテルに落ち着き、昼食後、町の散策に出る。シェルパ達は庭先にテントを干し、3人のシェルパニは家族への土産を買いに町へ、彼女たちが買ってきたスンタラ(オレンジ)を我々も頂く。
夜は盛大にお別れパーテイで盛り上がる。飲んで、食べて、歌い踊る。
この席でポーター達に感謝のボクシス(ボーナス)を手渡す。ほんとうに有難う、心から感謝です。

 ゴミ拾いのボランテァも・・・ 良いことは真似しましょう  ダート道を タプレジュンへ  タブレジュンの町 町の高台にあった仏塔 


11月22日(晴れ)Taplejung9:10発(専用車.6時間)Ilam15:00着
早朝、キッチンスタッフが5:30のバスでKTMに向かった。KTMでの再会を期し彼らを見送る。
その後、シェルパニ達が村に帰って行く。彼女達もトレックキングの間、ほんとうによく頑張ってくれた、心から感謝、ひとりひとりと握手をかわし別れる。
ポーター達とはいつも一期一会の別れになる、村に帰り、これからどんな人生を送るのだろうか、皆、まだ若い、幸せをつかんで欲しいと願わずにはいられない。
全員を見送り、9:10、我々も出発する
イラムまでは約6時間ほどだと言う、ここからは道も舗装され快適なドライブだった、ゾルポカリで昼食、途中、幾度かお茶タイムをとり、イラムには14:50に着いた。
イラムでは茶畑前の快適なホテル「New Pokhareli Ilam」に泊まる。
宿で一休み後、茶畑の散策、緩やかに広がる茶畑には遊歩道がつけられ一番上の展望台まで散歩。途中、母娘ずれと話し込む、麓で買ったピーナッツを一袋プレゼント、更に登ると今度は女学生達に取り囲まれる。「日本人ですか〜?、一緒に写真を撮らせてください」と、言われ、今流行のスマホで交互に写真を撮り、見せてくれる。みな17歳だといい英語も堪能、おおらかで、明るく賑やかな娘達だった。


シェルパニ達と朝食、その後彼女たちは村へ・・・。我々はイラムに向け出発
シェルパニ、ホテルのOpenCafe タプレジュン出発の朝 ゾルポカリの町 茶畑で出会った女学生たち 約束通りHPにUpしたよ


11月23日(晴れ) Ilam8:00発(専用車)空港12:20ー15:20発(飛行機)KTM16:05着
 
イラムの町からは緩やかな登りのドライブ、茶畑が長く続く。登り着いた高台て休憩、ピクニックに来ている人たちも多く飲み物売りの出店もある。ここで暫く茶畑の中を散策をする。、想像していたより茶畑は広く山の上部まで広がっていた。
40分ほど茶畑を歩き回り、写真を撮ったり動画を撮影。
ここからは下りの道になる。道はピッチ道路で快適。標高はぐんぐん下がり高度計は100m台になった。やがて真っ直ぐの平らな道に出る。標高も下がりヤシの木があちこちに現れ南国の花も目立つ。インド国境に近いこの辺りは真夏の陽気、何処までも続く東部タライ平原をひたすら走る。
                広がる茶畑、のどかな茶摘み風景
 
       〈 茶摘みのデディ 〉
タイミングよく茶摘み風景を見ることが出来た。一度は来たかったイラム。この茶畑の後方は谷を挟んでインドのダージリンに続く。カトマンズで売られているイラム茶は全てここから出荷される。ヒマラヤが望めれば最高のロケーションだが、ここからは残念がら望むことが出来ない。


亜熱帯に入る、バナナの木も

真っ直ぐな道が続く

椰子の木もあって・・・。

田園風景が左右に広がる


真っ直ぐ続く平坦な道・・・のどかな田園風景が広がっていた。
10:54、Birtamodeに着く。ここは新しくできたバスターミナルで、KTMへの直行バスはここから出る、我がスタッフも 昨夜はタプレジュンからここまで来て、バスを乗り継ぎKTMに向かったと言う。
ターミナル近くのレストランで昼食をとる。空港に行くにはまだ時間が早い、食後、町の散策、新しく商店や、ホテルなど建設が進められていた。
ビルタモードから空港へは40分ほどで着いた。
空港にはX線などなく、荷物検査は全て手作業、ザックを開け細かなチエックを受けた。
15:20,Takeoff、KTM16:05着。機上からはジャヌー、カンチェンジュンガの山々が雲の上に浮かび最後の姿を見せてくれた。
いい仲間たち、好天にもめぐまれ、楽しかった山旅が終わる。

今回も「RolwalingExcursion」にお世話になりました。
ChhiringDorjeSherpa スタッフのみなさんほんとうに有難う。
Dherai Dhanyabaad Pheri bhetaulaa !


Bhadrapur Airport-See you again




海外登山と世界の山旅 HOME カンチェンジュンガトレック、〈前編)へ戻る