ネパール.ダンプストレック
ポカラ〜オーストリアンキャンプ〜ダンプス〜ポカラ
 
ペンション.ラリーグラス.トレッキングツアー 2002・.1月15日―1月26日


ポカラからアンナプルナ山群

ダンプスから朝のマチャプチャレ

朝焼けのアンナプルナ南峰

メンバー:川島榮三郎、鈴木喜恵子、湯浅美智代、星川田鶴子、福沢すみ子
1月15日 成田ーバンコック TG 
成田19時10発、バンコック23時59分着。空港前のアマリ.エアーポートホテル泊

1月16日(雨のち曇り)バンコックーカトマンズ TG
バンコック10時30分発、カトマンズ12時30分着。マオイスト騒動で空港は緊張した雰囲気、空港入り口も厳重な警備で、許可証のない車は入ることが出来ない。私たちの出迎えは畑さん。彼女はNGOでカトマンズの生活も長い。到着したカトマンズは何ヶ月ぶりと言う大雨。彼女の車でシェルパホテルへ。ホテルでひと休みした後、ヒマラヤンジャーニーの大河原さんの事務所に行く。橋本竜太郎元総理が来ており、夫婦ともその対応に忙しそう。ポカラ行きのチケットを受け取りホテルに戻る。


1月17日(曇り) 市内観光、ボダナート、スワヤンブナート、アッサントーレなど周る。ホテルで軽い朝食をを取り、ボダナートへ、相変わらずの混雑でネパール人の仏教に対する信仰の深さを感じさせる。私達もラマ教のしきたりに従い、マニ車を廻しながら左回りに一周した。ネパール最大の仏塔と言われるだけあってさすがに大きい。ストゥパの周りには、仏具や民芸品が売られていた。
塔の上に登るとオムマニぺメフムの読経が流れていた。
その後、スワヤンブに向かった。高台にあるのでカトマンズの市内を見下ろす事が出来る。期待していたヒマラヤは、厚い雲に覆われて見ることができない。山が見えれば、カカ二の丘に行こうと思ったが、計画を変更して市内に戻る。昼食は、ピザハウスに行く。日本で食べるより安いし美味しい。午後はアッサントーレに行く。カトマンズの庶民の生活があふれている。
夜は、大河原さんの経営する「RumDoodle」で夕食会。ここはとても雰囲気がいい。過去エヴェレスト登頂者のサインボードがあちこちに飾られている。


ダンプスのロッジの庭

菜の花咲く山村

ポインセチア


1月18日(曇り)カトマンズからポカラへ国内線で移動。30分のフライトでポカラへ、あいにくの天候で機上からヒマラヤの展望はできなかった。常宿のホテル.メーラへ

1月19日(快晴)好天に恵まれた。今日はサランコットの丘に登り、のんびりとノーダラまで歩く。サランコットからは平坦な道で、村人の生活を見ながらアンナプルナ山群を眺め最高の気分。帰路はローカルバスに乗りポカラに戻る。サランコットからは約3時間のハイキング。


1月20日(曇り)ホテルの車でカーレへ。ゆっくりとオーストリアンキャンプを目指す。ヒラ君ガイドと他ポーター1名。全員軽い個人装備のみで歩く。2時間ほどでオーストリアンキャンプへ。今日はあいにくの曇り空、展望が良いと言われているキャンプから期待の山々が見えずがっかり。ポタナで昼食、現地食ダルバートを食べる。その後、緩やかな道をダンプスに下る。約1時間、のどかな山道からダンプスのダウラギリロッジへ。喜恵子さんは風邪と熱、昨日不調だった田鶴子さんは今日は快調。夜は放し飼いの地鶏の料理と地酒のロキシー、追加した野菜ピラフも格別に美味しかった。
就寝前、外に出てみる。満点の星空、明日は期待できるー。


1月21日(快晴)早朝、目を覚ますと、マチャプチャレが鋭い三角錐の山容を見せている。アンナプルナ山群からマナスル山群、ラムジュンヒマールなど、素晴らしい景観が広がっている。今日は、すごい天気で一同感激。麓の村は、まだ夜も明けきらないと言うのに、山々は、既に茜色に輝き始めている。朝食は、ヒマラヤを眺めながらテラスで取る。時間の許す限り、くつろぎ、のんびりと村を下っていく。石畳の道を慎重に下りる。途中のバッテイ(茶屋)で休憩。最後は急下降の石段道からようやくバス停へ。ホテルの迎えの車でポカラへ。

1月22日(晴れ)ポカラの休日。朝、湖からヒマラヤの眺めの良いフィシュテールロッジに行く。その後、日本の大木神父の身障者施設を訪問。ここでは機織や民芸品などを製作、子供達の自立を助ける訓練をしており、その製品の販売もしていた。日本から持参した飴やチョコレートを差し入れ、各々少しでも協力できればと、日本へのお土産に民芸品を買った。
ホテルに戻り、思い思いに過ごす。絵を描く人、写真を撮る人、ガーデンレストランでのんびりする人、ポカラは、この季節日中はとてもしのぎ易い。ハイビスカスやブーゲンビリアなど様々な花が咲き1月とは思えない陽気だった。


1月23日(晴れ)ポカラからカトマンズに戻る。天気もよく、機上からアンナプルナ、マナスル三山、ガネッシュ、ランタンリルンなどが良く見えた。

1月24日(快晴)カトマンズ滞在。朝、エヴェレストを眺めるマウンテンフライトに行く。5時に起きて空港へ。ところがカトマンズ盆地は霧、いつもの事である、出発は10時だった。空港の寒い待合室で散々待たされたが、快晴に恵まれ、雄大なヒマラヤの眺めを満喫した。コックピットからのエヴェレストはさすがに迫力満点だった。

1月25日(晴れ)カトマンズ-バンコック、乗り継ぎ便で成田へ。
1月26日 朝、成田空港着。


大木神父の施設にて

タルカリマーケット

ポカラ空港

ポタナの村

カトマンズ.RumDoodleレストラン

アッサンの土産屋


今回の旅は全員で5名、最高齢は川島さんの77歳から最年少は54歳、おばば、おじいさん達は皆元気である。暇もある、お金もある、少し体力は落ちるがこの辺りの山旅なら問題ない。現地ガイドは長年我が家に研修に来ていたヒラ君。とても真面目で年寄りグループのわがままを良くきいてくれた。感謝。77歳の川島さんは、喜寿のお祝いに奥さんがへそくりで行かせてくれた。ほんと、良く頑張った。喜恵子おばはんは短い足で皆に良くついていった。偉い。また、トレッキングに行きたければ少し痩せたほうがいいぜ。お嬢、田鶴子さんは、今まで連続20分以上歩いた事がないとか、サランコットのハイキングでは泣きべそをかいて歩いていた。翌日は少し慣れたのか、元気そのもの、良く歩きましたね〜。君も偉かった。今回、このホームページの写真は彼女の写真を借りました。ダンネバード。美智代さんは大人のおばちゃん、マイペースで得意のお絵かき、さぞかし、いい作品ができたでしょう。
今回の旅は、アプローチで雨や曇り、要所では最高の天気に恵まれ、多少のトラブルもあったけど、余裕のある日程で、楽しい山旅でした。みなさんどうも有難う。KTMのお友達にもダンニャバードです。




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