ヘランブー.アマヤンリ(3771m)トレック

カトマンズ滞在中、時間が取れたので、近郊のヘランブーに出かけた。2月のカトマンズは菜の花の季節、空気も澄み山の眺望が素晴らしかった。

    
ヤクカルカからのアマヤンリ3771

アマヤンリはガイドブックでは、ヤングリピークとして紹介されている。シェルパ達にヤングリピークに行こうと言うと、誰もが首をかしげた、場所を説明すると、あ、それはアマ.ヤンリだよと言う。 登り口のタルケギャンの案内板も「AmaYangri」と書かれていた。 
このコースにも開発の手が広がっていた。道路工事がいたる所で行われ、そのうちに、タルケギャンまで車が入るのも時間の問題かもしれない。
今回は、長閑な山村を巡り、ランタンやジュガール山群を眺めながら春の静かな山旅を楽しんだ。

メラムチ川近くの農村風景標高が低く暑い。菜の花やじゃが芋畑が広がっていた
 薪を運ぶデディ  家畜の餌を運ぶバイニ  ラリーグラスが満開だった


メラムチコーラ沿いに広がる 長閑な農村風景

のんびりと山村歩きを楽しみ、3日目に、シェルパ族の村タルケギャンに到着した。美人卿だと評判の村だが、そのような女性達に出会うことはなかった。
翌日はAmayangri(3771m)に登る。ほぼ富士山と同じ高さだが、ここではハイキングコース。それでもタルケギャンからは標高差1200mを登ることになる。
村の入口に案内標識があった。右の森の中に入って行く。ひと登りで開けたカルカ、更に樹林帯をのぼる
日本の里山を歩いているような感じがする。
石楠花が多くなり、林を抜けると峠に着いた。ここは、樹林の中に開けたカルカで、石積み小屋が2軒あった。正面にはドルジェ.ラクパが姿を見せ、右手に縦走路らしき道が林の中に続いていた。
アマヤンリには、ここから左の石楠花林の中に入っていく。登り始めは広い道、やがて、灌木帯になり、岩の間を、登山道を外れないように登る。
岩と草付の急登が更に続く。
右手にはジュガールの山々が全貌を現し、やがて、山頂直下のヤクカルカに着く。見上げる山頂には白いチョルテンも確認できた。
ヤクカルカから山頂へは、左手から時計回りに登っていく。緩やかな道を巻きこむように30分ほどで山頂に着いた。
沢山のタルチョーが風に揺れ、まだ新しい大きなチョルテンも建てられていた。
山頂からの展望は申し分ない。天気にもめぐまれ、ランタンやジュガールの山々の展望が素晴らしかった。

山頂直下

アマヤンリ山頂


毎日の食事はこんな感じネパール定食ダルバート と右はネパールの即席ラーメン「ワイワイ」 お米も野菜も精製されていない分、田舎の方がカトマンズより旨い。ベジタリアンではないが今回は野菜食のみだった





登山口にあった案内版

今日も快晴、下山は一日行程で麓の村に下る。
途中、林の中の用水路で道に迷い時間をロス。お茶屋はコース中、意外と少なかった。カカニで昼食を取る予定が、ここも、農作業で忙しくバッテイは閉まっていた。途中、民家はあるが茶屋は無し。やむなく急坂をティンプーまで駆け下り、ラーメン昼食で一息つく。
ここからは、長閑な小川の流れる畑道を歩く。自然石の間に灌漑用の水が流れている。昔は日本の田舎にもこんな風景があった。
畦道からしばらくしてメラムチコーラに向かって土手を下る。
橋を渡るとマハンカールの村に着いた。

翌日は1時間ほど歩き車に合流、往路メラムチのロッジで借用した地図を返し、カトマンズの友人にスンタラ(オレンジ)の土産を購入し出発。途中、菜の花畑やじゅがいも畑の撮影、ドゥリケルの茶屋で大休止。
カトマンズが近くなると、何時もの渋滞に巻き込まれた。



2月10日
  11日
  12日
  13日
  14日
  15日
 〈行動記録 Tea House Trek〉
KTM9:00(車)メラムチバザール14:00、途中バンダで2時間ほど待たされた
メラムチバザール8:30ーカカニ12:18(雷雨で天侯待ち)−セルマタン16:18着
セルマタン9:00−ガンギュル10:18−タルケギャン12:45
タルケギャン7:44−峠のカルカ9:19−ヤクカルカ11:29−アマヤンリ山頂12:05−登山口下山15:26
タルケギャン9:13−カカニ12:25ーマハンカール16:10
マハンカール8:30発ー道崩壊ギャルトン近くまで歩く(車)メラムチバザール発10:17ーKTM16:30渋滞

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