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6月30日 7月1日 7月2日 7月3日 7月4日 7月5日 7月6日 7月7日 7月8日 7月9日 |
成田ーバンクーバー経由カルガリー(車)〜バンフ(ホテル泊) バンフ〜コロンビア.アイスフィールド(テント) コロンビア.アイスフィールド〜ジャスパー (テント) ジャスパー〜ウイスラーマウンテン&マリーン渓谷コロンビアアイスフイ−ルド(テント) アサバスカ登山〜バンフ(ホテル) バンフ滞在(テント) バンフ〜ユーレィパストレッキング〜バンフテント(テント)) バンフ〜カルガリー (デルタエアーポートホテル) カルガリーポートランド乗換え 成田着 |
6月30日(晴れ)。予定したデルタ航空が遅れてJALでバンクーバー経由カルガリーへ。今回は10日間の休暇が取れた矢口勝義と一緒。ガルガリーには、午後2時、到着。早速、空港前のAVISレンタカーで車を借りバンフに向かう。 矢口の運転で、カルガリーの街を抜け、トランスカナダハイウエイに出る。R1に出れば道は迷う事はない。 郊外のレストランで、まずは腹ごしらえ、今回は車の旅で機動力がある。計画はアサバスカを登り、どこかトレッキングにも行く。詳細計画はなし。現地で適当に決める事にする。テントもあるしキャンプ場はどこにもあるらしい。 気ままな2人旅が始まった。 今日は、行ける所まで行こうと車を走らせて、途中運転を交代しながら快適なドライブ。交通量が少ない。、左ハンドルにもすぐ馴れた。広い道路は車も少なく、運転は楽だった。 広々した風景を楽しんでいるうちに、バンフに着いてしまった。 |
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7月1日(晴れ)。バンフーコロンビアアイスフイールド (テント泊) バンフから途中LakeLouisの美しい氷河を眺めながらコロンビアアイスフィールドへ。近くでキャンプ。ここのキャンプ場は自己申告で1泊,8CAN$、入り口に申告用の封筒があり、氏名、パスポート番号など記入、お金を入れBoxに入れるようになっている。半券はテントサイトのポールにクリップで留めるようになっている。 キャンプ場には清潔なシャワールームもあり、トイレもきれいだ。各テントサイトもゴミひとつ落ちていない。キャンパーの出す塵は、熊よけの重厚な鉄のBoxに区分けして捨てるようになっている。 環境も素晴らしく、設備も整い、快適なキャンプサイトで感心させられる。 午後、アイスフィールドセンターに登山手続きに行く。キャンプに戻る時間を聞かれる。レスキューを出されたらたまらんので、少し遅めに戻るよう申告する。 |
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7月2日〈雨.雪.曇り)。午前2時起床、最初の登山アサバスカに出かけようと思ったらいきなりの雨、早朝の冷え込みで、やがて霙になる。夜が明け、外に出ると、テントには白く雪が積もっていた。登山は中止。アイスフィールド.センターに行き、今日の登山中止を伝え、天候状況を確認、明日も雨か雪とのこと。テントに居ても仕方ないので今日はジャスパーまでドライブ。ジャスパー郊外のキャンプ地に幕営。 7月3日(快晴)。ウィスラーマウンテントレッキング、夕刻コロンビアアイスフイールドキャンプ地に戻り幕営。今日は快晴、アサバスカがくっきり望める。 |
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7月4日(雪)。午前1時起床。アサバスカ登山口3時45分、雪の無いリッジを1時間ほど登り、雪のルンゼから岩稜を登る。やがて氷河に入る。天候はあまり思わしくない。雪が降りはじめる。氷河の中は、先日の降雪で、膝まで埋まるラッセルになる。 夜が明け始め、厚い雲の間に一瞬、陽がさす。ルートを右上に取り登り続けると、幾つかのクレパスが現れる。降雪は本格的になり、ホワイトアウトで先が見えなくなる。危険を感じ、クレパス手前で小休止、暫く様子を見ることにする。 雪はますます激しくなってきた。 表層雪崩がすぐ近くまで静かに流れてくる。小休止して、テルモスの紅茶を飲み、天候回復を待つ。30分ほど様子を見るが、雪は更に激しくなり、視界もまた悪くなってくる、雪崩の危険もあり、とても登れる状況にはならない。 無理をする事はない、潔くあきらめ下山を決める。 この日はバンフまで戻る。ドライブ中平地でも視界をさえぎる雪降り、途中のドライブインは雪の為かどこも満杯。やむなく途中キャンプ場のシエルターに入りCoffeeを沸かしラーメンを食べ暖をとる。バンフは雨になっていた。 |
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7月5日(晴れ)。バンフの町でキャンプ生活の食料購入、郊外をミニトレック。バンフの郊外には、あのマリリンモンローの映画「River of no
return]で有名なボー川が流れている。午後バンフ高台のキャンプグランドに移動。眺めのいいサイトで幕営。 7月6日(晴れ)。コリーパス、トレッキングに行く。Trail口には案内板があり、木橋を渡り林の中のトレールへ。途中、チョッと案内不明な道標があったが、迷わず左の道に入り、やがて見事な岩峰Mt,ルイの麓に着く。ここで昼食、バンフで買ってきたサンドイッチが美味しい。周辺には木も無く、巨岩がごろごろしている。広々して快適なところだ。岩峰を見上げ登攀ルートを追う。500mほどはあろうか、見事な岩壁だ。日本の岩場がいやになるね〜と矢口と、ひとしきり、クライミング談義。 ここからは、左にルートをとる。巨岩の道から、やがて、雪のラッセル。ピッケルも、ストックも持ってない身には登りにくい。 コリーパスに着くと、雪は消え、峠の向こうは、はっきりとしたトレールがあり歩き易かった。下山途中、小さな岩峰もあり、バンフの町も俯瞰できる。下るほどにお花畑も現れ、バーミリオンレイクや、広大な山々も望めた。 |
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7月7日(快晴)。バンフ〜カルガリー(デルタエアーポートホテル) 最後の一日、午前中バンフのアウトドアショップで買い物。昼はすし定食。その後、観光案内所に行き、カルガリーのホテルの予約に行く。しかし、ここでは紹介はしないと言われ、変わりにパンフレットを渡され勝手に予約しなさい、と、言うシステムになっている。 まあ、どちらでもいいか、カルガリーに着いて決めるわ。 途中、あちこち寄り道をしながらガルガリーへ。 レンタカーを返し、空港に行くと偶然益田氏に会う。彼は、現在ガルガリー近くのキャンズマに住み、ガイド業をやっている。日本からのお客を迎えに来ていた。「カナディアンロッキーハイキング案内」の著者でもある。 彼とは、数年前アラスカで会い、久しぶりの再会。今夜の宿を紹介してもらう。結局、明日のフライトが早いので空港直結のデルタ.エアーポートホテルに決める。 夕食は、今回初めてのステーキで、ワインなども戴き、豪勢な晩餐を楽しんだ。 7月8日(晴れ)。朝6時30分のフライトでポートランドへ、いきなり日本人の凄い団体に遭遇する。 土産売りのおばさんの売り込みの声が凄い。ポートランド空港は、日本に飛び立つ前の最後のUSAの空港、売る方も買う方もかなり殺気立っている。 我々は、静かに試食のビーフジャーキーなどいただき、トランジットの時間を過ごす。 静かな山旅の空気はここで終わり、現実の社会に戻ってきた。 日本には、翌9日、午後3時に到着。 |
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