|
2005年春、一昨年に続いてゴラパニトレッキングに行ってきました。好天に恵まれ、ダウラギリ始めアンナプルナ山群の展望も最高だった。 旅の途中、満開の石楠花に感動し、又、ネパールで今話題のマオイストに遭遇するなど、貴重な体験もして、12日間の旅を終えた。 |
3月15日(晴れ夜雨) タダパニ7:00発−デオラリ−ゴラパニ14:40着 |
||||||||||||
|
今日も天気はいい。昨日体調をくずしていた久保さんが元気になった。よかった。タダパニから少し下り、再び登り返す。竹林から石楠花の道、途中、沈丁花があちこちに咲いていた。辺りにいい匂いをかもしだしている。この木はネパールの紙の原料になる。さくら草や、欄なども多く見られ、登りの疲れを癒してくれた。 デオラリを超えてまもなく、石積みのチョウタラのある展望台に出る。一気に視界がひらける。 ここまで、皆、よく頑張ってきた。 今回の参加者は、様々な人達の集まりだった。中でも、後藤夫妻はかなりのハンディを持っていた。奥さんは3歳の時に小児麻痺、昨年は乳がんの手術。旦那さんは、内臓の癌。他の仲間とは当然歩く速度が違った。必死に頑張って、ここまで来て、感激もひとしおだったことであろう。ほんとうによく頑張った。 ここまで来れば、もうゴラパニは近い。のんびりと石楠花林の石段道を下り午後3時前にはゴラパニの峠に到着した。以前宿泊したサニーロッジに今回もお世話になる。 |
3月16日(晴れのち曇り雨) 早朝プ-ンヒル往復。ゴラパニ8:35発−ウレリ−ティルケドンガ16:40着 |
||||
|
早朝、プーンヒルを往復する。夜明けのダウラギリの展望は、やはり素晴しかった。 ロッジに戻り、荷物をまとめ、山を下る。途中バッテイ(茶屋)でのんびりくつろぎながらウレリ村に到着。 ここで問題のマオイストと遭遇する。 先頭を歩くガイドのロブさんが、福沢さん、”マオ、マオ・・・・”と口元でつぶやきながら.近づいてくる。顔が心持青ざめている。近くの無人小屋に連れて行かれ、ドネーションと称し、1名500Rsx12名分の、お金を要求される。彼らは領収証も発行してくれた。1名分の領収証だけだったので、12名に書き直してもらう。マオイストは、この領収証は、もし、次のマオイストグループに会った時、提示すれば、再度徴収されることは無いと言う。更に、領収証の保管も見つからないところに入れるよう指示される。警察に告げてはいけないとも、指示し、山奥に戻っていった。 雨が降り始めてきた。 ぐったり疲れ、重い足取りでティルケドンガに到着。ロッジは、あいにく、発電機の故障で、キャンドルの明かりでしのぐ。夜半、激しい雨が降る。 |
3月17日(曇り) ティルケドンガ6:50発−ナヤプ−ル(車)−ポカラ13:25着 |
足取りも重く急ぐ下山 |
ビレタンティに戻る |
トレッキング最終日。天候は曇り、歩くのにはちょうどいい。途中、バッテイを見つけては、チャーを飲み、ビスターリ、ビスタリ歩く。出発点の大きな村、ビレタンティからひと登りでナヤプールへ。 迎えの車が待っていた。 なんとか、皆、無事、歩き通して、5日間のトレッキングを終わる。 |
トレッキング終了後は、ポカラで2泊の休養、カトマンズではマウンテンフライトを楽しみ、3月22日に帰国。皆さんお疲れ様でした。現地でお世話になった〈ヒマラヤン、ジャーニー〉の大河原ご夫妻、ガイド、ポーターの皆さん、ダンネバ−ドです。 |
海外登山と世界の山旅 |